3Dプリンター用フィラメントのSMOOOTHは第一弾のフィラメントとして、Carving PLAを発売いたします。
Carving PLAはどんなPLAなの?
Carving PLAの特徴
特徴としては、5点ございます。
- 控えめで高級感のある光沢
- 触り心地の良い彫刻のような質感
- 研磨しやすい材質
- よくしなる高い靱性
- ベッドへの定着が良い
Carving PLAの名前は、「彫刻(Carving)における軽石のような心地よい肌触りや高級感のある控えめな光沢」を由来としています。
また、スライサーの設定が必要、Z軸間の強さはそれほど強くない(普通程度)などの欠点があります。
Carving PLAの扱いやすさ
Carving PLAはやや特殊なフィラメントです。扱い易さとしてはやや難しいと思われます。
チャンバーやヒートベッドが無くても造形可能ですが、一般的なPLAの設定のままだと綺麗に印刷できない可能性があります。
ご自身でスライサーの設定を調整できる方におすすめいたします。
スライサー設定
推奨設定
- ベッド温度:30-45℃
- ノズル温度:200-230℃
- 造形スピード:30-500mm/s
設定のコツ
- ベッドへの張り付きが良いため、ベッド温度は低め(30~45℃)
- ノズル温度は吐出量を見つつ、230℃で始めてください
- インフィルスピードは〜500mm/s、内壁・外壁は〜100mm/s
- モデルファン 一層目以外は100%
- オーバーハング、ブリッジはサポート推奨
- オーバーハングやブリッジなど壁が反る場合は、冷却不足の可能性があります。3Dプリンター本体の冷却能力で足りない場合には扇風機の風を当てるなどすると綺麗に仕上がる場合があります。
- 通常のPLAよりも柔らかいフィラメントであるため、3Dプリンターを設置している室温が高い(32度以上)では吐出不良につながることがあります。
造形例、造形設定例など順次このページへ追加していく予定です。